■ ID | 234 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 有機ヒ素化合物等の生物処理による形態変化 |
■ 著者 | 伊田健司
埼玉県環境科学国際センター 鈴木章 埼玉県環境科学国際センター 平野洋一 東洋大学 川瀬義矩 東洋大学 |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第38回日本水環境学会年会、平成16年3月17日 |
■ 抄録・要旨 | 各種ヒ素化合物をそれぞれ約1mgAs/L、浄化槽汚泥を
MLSSとして約3,000mg/Lになるように添加し微生物分解を行った。定期的に試料を採取し、0.45μmフィルターでろ過後
HPLC/ICP−MSで、ヒ素形態別に定量した。食物中や人尿中に多く検出されるアルセノベタイン(Abe)は、添加すると速やかに微生物に取り込まれ、24時間後には添加量の10%以下になった。分解生成物のDMAAが24時間後から検出されはじめ、3日後で最大となり、その後分解が進み減少した。最大で添加量の20%となった。分解は最終的に無機のAs(X)となり、As(X)は24時間後から増加しはじめ、2週間後にはDMAAもAs(X)に分解され、添加量の80%になった。その後、As(X)は再度微生物等に吸収・吸着して減少し、添加量の40%となった。フェニル基を持つMPAAは分解しなかった。 |
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